ギャラリー&ビストロ「べんがらや」は弁柄格子の粋な空間
山代温泉に「葉渡莉(はとり)」という温泉旅館がある。もともとは「よろづや」という旅館名だったが、平成10年に改装して、個人客をターゲットにした温泉旅館に生まれ変わった。
その「葉渡莉(はとり)」が経営しているギャラリー&ビストロが旅館の目の前にある。今日は、その「べんがらや」のランチを紹介したいと思う。
ここ「べんがらや」は「葉渡莉(はとり)」のご主人が、商店街の活性化を実践することで、商店街が観光客を意識した店作りをする際の模範となってもらいたいと願って取り組んだ店つくりで、弁柄格子の外観が目印。この「葉渡莉」のご主人の取り組みのより、このあたりの商店街もだいぶ変わってきたようにも感じる。
「べんがらや」は昼は喫茶が中心であるが、ランチも楽しめ、夜は夜で酒と肴や、本格的な創作料理を楽しむことが出来るビストロとなっている。また、入り口から入ったところは、九谷や山中漆器などの地元作家さんなどの作品を展示即売しているギャラリーとなっている。
私が伺ったのはランチ時。食べたのは「べんがらや風おひつ膳」。ランチには「べんがらや風おひつ膳」以外にも、季節限定のメニューなどもあった。
「べんがらや風おひつ膳」は、高さ15センチほどのおひつにご飯が盛られ、乗せるおかずが「うなぎ・じゃこ・梅・鮭・いくら・昆布・もみじこ」などから選べる。言ってみれば名古屋名物の「ひつまぶし」のようなものである。
私は最初、おかずを「うなぎ」にしようかと思ったが、「ひつまぶし」も過去には何度か食べたことがあったので、最後にお茶漬けにして食べてもうまそうなおかずとして、鮭を選んだ。うなぎだと1785円するが、鮭だと1365円というお得な値段だったことも選択の理由であるが……。(^^;;
付いているのは、鮭に海苔や大葉、胡麻などをまぶしたご飯に、お味噌汁、温泉たまご、漬物、薬味などである。ご飯の量は少し多いかな?と最初感じたが、最後に食べる分はお茶漬けにして食べたらちょうどいいぐらいであった。
さて、この「べんがらや風おひつ膳」。「ひつまぶし」のようなものであるから、「ひつまぶし」のような食べ方をしてみた。
まずは、鮭の入ったご飯を軽くかき混ぜ、そのままでまず一杯。さすがに、ご飯には味が付いていないので少し味気ないかな?その次は薬味をかけ、お膳に添えられてあった醤油を少したらし食べてみる。こちらはなかなかの味。そして最後は、おひつの残りのご飯を茶碗に盛り、わさびと残りの薬味を入れ、あつあつのお茶をかけてお茶漬けに。お茶漬けのご飯は、ちょっと満腹感のある胃袋にもさっと消えていく。
お味のほうだが、「ひつまぶし」と違って、鮭そのものにはあまり塩が効いていないせいか、ちょっと上品過ぎるかな?いくらやもみじこ(たらこ)などと組み合わせると、もっといい味が出たかもしれない?
ギャラリー&ビストロ「べんがらや」
加賀市山代温泉温泉通り59
TEL 0761-76-4393
水曜休 10:00~23:00
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コメント
マスターさん
こんばんは。
お店は何度も入ったことがあるのですが、食べたのは今回が初めてでした。
投稿: あさぴー | 2006/03/25 19:28
マスターも好きで時々お邪魔します♪
投稿: マスターです♪ | 2006/03/24 15:16