山中温泉街手前、蕎麦処「いがわ」の「わっぱ飯」はなかなか美味
石川県では、「わっぱ飯」をメニューに入れているところは少ないだろう?あまり記憶にない気がする。
「わっぱ」とは、正式には「曲げわっぱ」といい、秋田弁でいわゆる曲げものの器のこと。蒸し物などに使われる「蒸籠」も曲げわっぱで出来ている。いい物は、天然の秋田杉の柾目板を曲げて円形にし、底板を取り付けたものである。
その「わっぱ」と使って、蒸しあげたご飯のことを「わっぱ飯」というのだが、新潟や長野以北の地方では、よくメニューにあるものなのではないだろうか?
たぶん、寒い地方では、冷めたご飯を蒸しなおして暖かく食べる必要があったからではないかと、勝手に推測するのだが・・・
さて、「いがわ」は、山代温泉から山中温泉に向かう途中。塚谷の交差点の少し手前にあるお店で、基本的にはうどん・蕎麦のお店だ。看板も小さめでよく見ていないと見逃すかもしれないので注意が必要だ。
店構えも、どこと言って特徴はなく、中に入ってもやっぱり、普通のうどん・蕎麦のお店のようで、メニューにも「わっぱ飯」が売りだとは書いていない。だが、私には異様に目立っていた。(笑い)
一応、メニューには単品(山菜わっぱ飯=800円、うなぎわっぱ飯=1000円)もあったが、裏面に「わっぱ飯そば定食=1000円」と書いてあったのを目ざとく見つけ、やっぱり蕎麦も食べてみたいと思い注文した。
実は、店構えなどから、あまり期待していなかったのだが、以外と言っては失礼かもしれないが旨かった!
「わっぱ飯」の具は山菜とうなぎ。両方の味を楽しめた。うなぎも焼き上げたものを再度蒸しているので、余分な脂が抜けて、「わっぱ飯」にはちょうどいい感じである。ご飯も、「わっぱ飯」の美味しくない店では蒸した後に時間が経っていたりすると、ご飯がところどころ硬くなっていたりするのだが、ここは蒸しあげたばかりのものが出されちょうどいい具合である。ご飯の味もほんのりとダシの味がする程度の上品な味で、蕎麦と一緒に胃袋に入れても飽きのこない味に仕上がっている。
う~ん、「わっぱ飯」が期待以上だったせいか、蕎麦のほうはそんなに味の記憶が残っていない。(^^;;
不味くはなかったが・・・。
「いがわ」
場所→加賀市山中町上原ワ409
TEL 0761-78-0210
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コメント
柳橋さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
関東でもありませんか!?わっぱ飯は。
やっぱり東北ですかね~!?
投稿: あさぴー | 2005/11/12 16:58
わっぱめし食べたいな。
関東は出すとこすくない。です。
投稿: 柳橋 卓美 | 2005/11/11 19:55