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2005/07/18

加賀平野を一望できる「生雲(いくも)」で精進料理

ikumo 小松の粟津温泉近くにある名刹「那谷寺」。ここは秋の紅葉でも有名なところ。どうせなら、その時期に紹介したいと思うので、今日はグルメネタの方で紹介しよう。

紹介するのは、那谷寺が経営する「生雲(いくも)」である。

生雲は「自然智」の場、円行山(標高470メートル)山頂の宿泊施設で、自然の中で音楽瞑想、写経などを体験したり、精進料理に舌鼓をうつことが出来るユニークな宿泊施設である。下界の雑踏を離れ、白山をはじめとした山々を間近に見、森や鳥のさえずりや風の音を聞くことで、しばしリラクゼーションのひと時を過ごすことが出来る。
ちょうど行ったときは梅雨の真っ只中。雨が降ったり止んだりのあいにくの天気だったので、せっかくの景色もグレーでぼんやりとした感じであった。残念である。天気の良い日には、白山や南加賀、日本海が一望できる。

「生雲」は、電力や水道も自給している。写真のようなソーラーシステムで電力をまかない、水の逆浸透膜システムで雨水を飲み水に利用するなど、未来を先取りした施設となっている。

一応、宿泊してゆっくりとしたい施設ではあるが、嬉しいことにランチだけでも利用することが出来る。ただし、ランチは予約が必要である。

私達が食べたのは、2100円のコース。
写真が小さくてよくわからないだろうが、ご覧のように精進料理を一通り楽しむことが出来る。
昔、わたしの子供のころは、身内が亡くなると初七日までは精進料理を食べたものだが、いまでは、そのようなことも少なくなってきた。子供のころのイメージで言うと、精進料理と言うと「え~っ、また~!?」と文句を言っていたものであるが、いまは逆にご馳走といえるかもしれない?
料理の内容は、「ほうばごはん」「胡麻豆腐」「湯葉饅頭」「ひじき」「黒豆」などがきれいに並べられており、目でも楽しめ、味も濃くなく薄くなく美味しく食べることが出来た。

場所は、那谷寺から20分ほど山道を登って行ったところにあるが、初めて行く人は一旦那谷寺に寄って、道を聞いてから行ったほうがいいかもしれない。山道で迷うと大変である。

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» 白山自然智の里 生雲(いくも) [加賀白山おったからまつり]
 だんだんと標高が高くなってきた、この旅もいよいよ最終地点に到達いたしました。    前回の観音水からさらに登ること15分。円行山の山頂にある生雲へ到着いたしました。  私自身はこんな所があるとは、創造すらしていませんでしたが、タカヤナギさんや、あさ....... [続きを読む]

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