小松の日本料理の名店「つづら」はハレの日に楽しみたい
小松の住宅街、白江町にある「つづら」は、小松では珍しい「日本料理」を看板に掲げるお店である。
昔は、接待などでも時々利用したが、最近はてんでご無沙汰していた。本当に久しぶりに訪れてみた。ご主人は、元々は、世界最古の温泉旅館としてギネスブックにも登録されている粟津温泉の法師旅館の板長として活躍されていた方で、10年ぐらい前に独立されて、いまの「つづら」を始めたようだ。
さすが、「日本料理」というだけあって、素材、器、献立、盛り付け、どれをとっても素晴らしい。日本料理の楽しみ方は、まず、目で見て楽しみ、そして食べて楽しむことにある。特に目で見て楽しむことは重要な要素で、四季折々、器と料理のアンサンブルは、その料理人の腕とセンスにかかってくると思う。それに、「つづら」のご主人は素材の良さを引き出すのが本当に上手である。味そのものも、上品であり繊細な味付け。決して素材本来の味を損なわないような気配りが徹底されている、素晴らしい料理人である。
今回、夜のコースでお願いしたのは、一番リーズナブルな八千円のコース。もちろん、懐石料理で一品一品運ばれてくる。
まず運ばれてきたのは「じゅんさいのゼリー寄せ(写真上段右)。次に「白身魚(なんだったか忘れた(^^;;)の昆布締握り(上段左)」。以下、写真の上から、「もずくのしんじょう」「メジマグロのたたき」「アワ餅のあんかけ」「鮎塩焼き」「ズワイガニのグラタン」「あけびサラダ」「氷見うどん」「トマトの自家製白蜜かけ」である。
うれしいのは、2人で行ったときに、お造りと焼き物が、違う種類をチョイス出来ることである。また、デザートの「トマトの自家製白蜜かけ」も変わっていて、夏のデザートとしては秀逸の一品であった。
「つづら」では、1万円を超えるコースもある。ハレの日や大事なお客様をもてなすときには重宝するお店であることは間違いない。
そんなに、毎月来られないかもしれないが、特別な日には惜しまずに行ってみたいものである。
日本料理「つづら」
小松市白江町ハ69-1
電話23-3389
不定休
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コメント
いえ、こちらこそ、どうもありがとうございます。
投稿: あさぴー | 2005/10/14 22:44
修正いただきありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております、その際には是非”あさぴーです”とお声掛けくださいませ。
投稿: つづら店主 | 2005/10/14 20:38
ご主人、コメントありがとうございます。
修正の件は、了解しました。
また、お邪魔します。
投稿: あさぴー | 2005/10/14 20:25
つづら店主でございます。
先日は、ご来店ならびにこのようにご紹介をいただきありがとうございます。
お褒めの言葉に恥じぬように精進してゆきたいと思っております。
尚、現在は不定休にて営業しておりますので、ご予定がお決まりになりましたらご面倒でしょうが、お電話くださいませ。
また、紹介文の木曜定休のところを不定休と変更できるようならばそのようにお願いいたします。
投稿: つづら店主 | 2005/10/14 19:58