花屋さんのイメージを変えた「まちの花屋さん」
金沢市の南、御経塚に近いところに「まちの花屋さん」はある。私もよく知っている岡本さんのお店である。
この「まちの花屋さん」は外観だけを見たら、花屋さんとは気が付かないかもしれない。店の前に「まちの花屋さん」という表示があるのでわかるが、一見すると内装インテリアやブティックのような雰囲気である。
このお店を設計したのは、ご存知、toit-desginの戸井さん。
お店は、木造の蔵を移築した。大きな空間がフルに使え、大きな梁が美的にもアクセントとなっていて、とてもいい空間に仕上がっている。壁は木そのものを活かしているが、正面の壁だけは真っ白の塗壁となっていて、木の壁とのコントラストが素敵である。
実はこの壁は、イベントなどで映像を映し出すスクリーンを兼ねているのである。いわゆるギャラリーアートとして使われているのである。
「まちの花屋さん」では、定期的にDJやVJを呼んでのパーティや、さらには色々なアーティストやミュージシャンの生の演奏やパフォーマンスなども催される。また、2階はCafeと洋服のShopとなっていて、花だけではなくとてもほっとさせてくれるお店となっている。私も時々ではあるが、2階のCafeでお茶を飲みながら岡本さんと話をすることがある。彼の単に「花」だけではとどまらず多方面に活躍する姿を見て、いつも元気づけられている。ナイスガイである。
そうそう!「まちの花屋さん」は本業は花屋さんである。それも、単に花を売るだけではなく、空間の演出を「花」という素材を使って見事に行う。また、普段は見られないような花も多数置いているなど、とても素敵なお店だと思う。皆さんも一度出かけて見てはいかがだろうか?
| 固定リンク
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- 3月に行ったところ,食べたもの1大阪編「1/f(ワンオーバーエフ)」「ジャン=ポール・エヴァン」他(2014.04.01)
- 花屋さんのイメージを変えた「まちの花屋さん」(2005.06.17)
- 「あらや滔々庵」蔵を改造した「うつわ蔵」(2005.05.28)
- 九谷五彩の雅「九谷焼」と「九谷茶碗まつり」(2005.05.08)
- 石川の旬な建築家のお友達アーキレーベルの面々(2005.01.20)
コメント