ガラスアートも奥深い「能登島ガラス美術館」
今日ご紹介するのは、能登島にある「石川県能登島ガラス美術館」である。
この美術館は平成3年に国内初の公立のガラス専門美術館として開館した。能登島の北の端、日本海を望む高台にたち、屋外に設置してあるガラス彫刻を鑑賞しながら付近を散策することもできるなど、自然とガラスの調和が楽しめる美術館となっている。天気のいい日などは、ガラス美術館の建っている小高い丘から海のほうを望むと、青い空と一体となった七尾湾がとてもきれいに見える。
この美術館は建物もユニーク。設計は、毛綱(もづな)毅曠(きこう)氏によるもの、ガラスのモダンアートを入れる器としてはとてもいい感じの建物である。建物の中の構造もユニークで一見の価値があると思う。
さて、中に入るとガラス専門の美術館らしく、色々なガラスアートが展示されている。内外で活躍しているガラス作家の作品、中国清朝のガラス工芸品、ピカソやシャガールなど世界的な巨匠の原案によってイタリアで制作されたガラス彫刻作品の展示などである。
ガラスでこんなことが出来るのか!?へぇ、こんな面白い造型があるんだ!?と感心させられること請け合いである。一度、能登に来られたときは覗いて見てはいかがだろうか。そうそう、この美術館のそばにはいくつかのガラス工房があり、製作過程を見学できたり、ガラスの制作体験なども出来る。あと、ガラスの作家物やお土産などを買うお店なども併設されているので、これらを見て回るだけでも楽しめることを付け加えておきたい。
石川県七尾市能登島向田町125部10番地
石川県能登島ガラス美術館 tel. 0767-84-1175
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コメント
かじりさん
こんにちは。
空と海、同じ「青」でも違いますね。
それに、春から秋にかけての、北陸の海はホントにきれいです。 いつまでも大切にしたい財産ですね!?
投稿: あさぴー | 2005/05/22 11:51
晴れた日の能登島、本当にステキですよね。
「青い空は 青いままで 子ども達に伝えたい・・・」なんていう歌を思い出して、口ずさんでしまいます。
投稿: かじり | 2005/05/22 06:55