涙が出るほど美味しい?志の助「なみだ巻き」
私が遠来のお客様を志の助にお連れすると、いつも必ず最後に食べることを勧める巻き寿司がある。それが、「なみだ巻き」と呼ばれるものである。
「なみだ巻き」は、三つ葉と、わさびと、ごま、で巻いてある細巻きで、新鮮な生わさびをさめ皮のおろし板ですりおろし、たっぷりと使って巻くのであるが、すりおろしたわさびの量だけ見ると、とても辛そうに見えるが、すりおろし生わさびの、とてもいい香りと風味が楽しめて鼻に抜けるような特有の辛味は大きな魅力である。とてもオツな味となっている。もちろん、わさびなので辛いわけだが、そんなに辛さだけが残るようなことはなく、最後の締めとしては口の中をさっぱりとさせてくれる効果もあり、客人にもウケがいいのである。
元々わさびは、サバ、イワシやコハダなどの生臭さを消すために寿司屋で使ったのが、江戸で流行して、にぎり寿司が工夫されてから、庶民に定着したものである。当時は、今ほど保冷技術も進んでいなかった。わさびの殺菌作用を昔の人は知っていたためであろう?先人の知恵は大したものである。
さて、お寿司屋に行くと、練りわさびや、生わさびでも大量にすってあるものを使っているところもあるが、生わさびはすった後だんだんと風味も辛味もとんでしまう。食べる直前におろすのが正解。もちろん、志の助はその都度すりおろしている。
いいわさびは、食べても品のいい(?)辛さというか、ほどよい辛味であると思う。もちろん、たくさん一度に食べれば涙は出るし、むせることもあるが、でも、その辛さの後に爽快感が漂う。やっぱり自然のものは体にもいのである。
さて、寿司屋さんでも、「なみだ巻き」と巻いてくれるところもあると思うので、皆さんも一度チャレンジして見てはいかがだろうか?
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コメント
おーばさん
この間は頼まなかったです。その前のときは頼んだような?
何れにせよ、覚えていないのだったら来るべきかな?(爆)
投稿: あさぴー | 2005/05/28 08:53
おかしいなあ、涙を流した記憶があるようなないような、曖昧です。
やはり志の助さんにまた行って確認するしかないでしょうか(理由としては強引だなあ)。
投稿: おーば | 2005/05/28 00:05
かじりさん
こんばんは。
「なみだ巻き」といいますが、三つ葉の食感と、ゴマの香りがきいて美味ですよ。
もちろん、巻き立ては海苔もパリッとしていいです。(^_^)
投稿: あさぴー | 2005/05/27 18:27
「なみだ巻き」というのですか・・・。わさびだけでなく、海苔の香りもプーンと匂ってきそうです。
PCの前なのに、この想像が楽しい!
我が家も、わさびをいただくと、おろしたてにちょっと醤油をかけて、白ご飯にのせて食べます。
言うならば「なみだ飯」というところでしょうか。
食べたい!!
投稿: かじり | 2005/05/27 13:01