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2005/03/09

金沢の新しいランドマーク「金沢21世紀美術館」

k21cm昨年の10月に完成した「金沢21世紀美術館」は、予定よりも一ヶ月早くも50万人目の入場者を迎えた。いま、この「金沢21世紀美術館」が世界中の注目を集めている。

愛称「まるびぃ」と呼ばれる金沢21世紀美術館は、これだけ大規模なものは日本国内では珍しいコンテンポラリーアートの美術館。一地方都市である金沢になぜ?と私も最初に思った。しかしながら、京都でも金沢でも、実は昔から新しいことに挑戦し続けてきた街であるがゆえに、古いものを大切に出来るのではないか、そして新しいものを街の中にうまく取り入れていくことができたと思っている。実は、とあるMLでも、「金沢はなぜ税金を使って、赤字を出す美術館を作ったんだ!」と言った議論もしたことがある。そのときの私の発言は次のようなものであった。

(以下、引用)
21世紀美術館については、色々、○○さんが書かれているような意見も多いことは知っています。確かに、税金をそのようなリスキーな事業に注ぎ込む事に対する反対意見も、もっともなことでしょう。

色々反論して申し訳ないですが、あえて書かせていただくと、都市計画や賑わい創出のためには、多様な試みが必要で、21世紀美術館のようなコンテンポラリーアートを扱うところも、日本のどこかには必要だと思っています。(コンテンポラリーアートの定義も色々あるみたいで、金沢21世紀美術館の場合、単に20世紀以降に制作された作品というだけらしいですが・・・?だから、九谷や輪島塗、大樋焼などもある)

まぁ、なぜ金沢に必要なのか?と言ったこともあるとは思いますが、個人的意見で言わせていただくと、金沢のような美意識の高い街は十分その資格はあると思っています。また、金沢21世紀美術館は、金沢の街づくりや、将来にわたっての芸術家を育てる意味において、とても素晴らしい試みだと思っています。
(以上、引用終わり)

まぁ、色々な意見はあるだろうし反論もあるだろうが、私はとてもワクワクする行政のチャレンジだと考えている。

ところで、金沢21世紀美術館は、(株)妹島和世建築設計事務所+(有)SANAA事務所共同体がコンペにより選ばれ設計した美術館である。
ずっと、設計から監理までかかわっていた吉村寿博さんは、いま小松市に住んでいる。実は、完成後、私もよく知っている女性と昨年末に結婚したのである。

吉村さんは横浜国立大学大学院を卒業後、妹島和世建築設計事務所に入り、ずっと国内外の建築設計にかかわってきた。その彼に私は金沢21世紀美術館を開館前に案内してもらったこともある。
白く円形の建物は、まだ展示品がないという状態で見たからか、少し殺風景な感じもしたが、これも、主役は作品であるといったことからかもしれない。でも、白い壁を均一に作るのは施工する側から言うととても大変なこともある。
吉村さんは、これから小松に住んで建築設計事務所を営んでいくと言う。素晴らしい建築家がまた増えたということはとても嬉しいし、これからの活躍を大いに期待している。

また、話を戻そう。
金沢21世紀美術館のコンセプトは、『まちに開かれた公園のような美術館』。その意味を建築という形にしたのが、金沢21世紀美術館の丸い建築なのである。色々なところから美術館にアプローチが出来るし、全面ガラス張りの外壁が、まさに開かれた美術館を演出している。本当に隅々までコンセプトがいきわたっている設計でとても感心させられた。ちなみにこの建物は昨年9月にベネチア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を取り、建築界の注目も集めている。

このように、建築そのものがコンテンポラリーアートのような美術館である金沢21世紀美術館が、今後どのように進化し評価されていくのか、そのことが日本の民度というか文化度をはかる上でも興味深い。

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石川の美術館」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。TBありがとうございました。
21世紀美術館は何度も足を運びたくなるスポットですよね。あとでウチからもTBをお送りしておきます。どの記事から送ろうかな。

それで、いくつかの記事を拝見しましたが、ボクがよく行く店も結構載ってて、なんだか知らないうちにすれ違ったり隣で飲んでたりしてそうですね(笑)
バラしてしまうと、志の助はボクの従兄弟にあたります。こんな大きな記事になっててボクも嬉しいです。本人は知っているんだろうか。。。

投稿: iMoco | 2005/03/09 10:55

初めまして。TBどうも。こちらからも2つさせてもらいました。
金沢暮らし4年くらいになりますがエリア情報は疎いまんまなので、ほかの記事もこれから読ませてもらいますね!

投稿: neco | 2005/03/09 19:30

初めまして。TBありがとうございます。
金沢で生まれ育ち、金沢の良さがわからなくなってきていた最近、21世紀美術館のオープンでまた金沢が少し好きになりました。
これからも拝見させていただきます。

投稿: purple | 2005/03/09 20:10

necoさん、こんばんは。
こちらこそ、早々TBありがとうございます。
とても盛りだくさんのブログですね。
また、寄らせていただきます。

投稿: あさぴー | 2005/03/09 20:27

iMocoさん
こんばんは。
こちらこそ、早々のTBありがとうございます。
そうですか。志の助さんの従兄弟でしたか!?
志の助さんには何十回も行っています。(^^;;
もしかしたら、同じところでお会いしていたかもね・・・?

投稿: あさぴー | 2005/03/09 20:30

hip-purpleさん、こんばんは。
早々のTBありがとうございました
また、今度ゆっくりブログ拝見します。これからもよろしくお願いします。

投稿: あさぴー | 2005/03/09 20:47

金沢21世紀美術館順調な滑り出しでよかったですね。
実は、私は、何故金沢に~と思った口でして(~_~;)
金沢で暮らしていた時一つだけ不満がありました。
金沢は伝統文化の町、その保存と閲覧にはみたされているけれど、著名な洋画家の美術展がなくてつまりませんでした。
大和などで、シャガール展とかあると、楽しみに出かけたけれど、ソレは、販売を目的とした展示で、販売員にあとつけられて、絵を鑑賞する気分にならなかったことがあります。

いろんな地方都市へ旅していますけれど、市立美術館では、素晴らしい美術展を催して楽しんできました。

ですから、コンテンポラリーアートの美術館などより、洋画家の美術展が出来る美術館が出来るのを希望していました。

年齢的なものか、新しい美術で癒されるまでには、まだ時間がかかりそうですよ(~_~;)

投稿: ヴィオラ | 2005/03/09 21:34

ヴィオラさん
確かに、洋画の展示会は少ないですね!?
あっても、石川県出身者やゆかりの人の展示が多いような気がします。
私はあんまり絵心がないので、そんなには不満はないのですが・・・。(^^;;
まぁ、どうしても食べるものを盛る器のほうに興味が行ってしまいます。(^^;;

投稿: あさぴー | 2005/03/10 08:30

あさぴーさん。TBありがとうございました。21世紀美術館の催しが、この3月から新しくなったと聞きました。ひまをみて伺おうと思っております。定期的にチェックしておきたい美術館ですね。おおきに。

投稿: hiroQ111 | 2005/03/13 02:43

hiroQ111さん
コメントありがとうございます。
金沢21世紀美術館、出だし好調です。でも、1年経った後が本当に進化が問われるところでしょうが。また、訪れてみてくださいね。

投稿: あさぴー | 2005/03/13 09:38

あさP-!
よっしー(吉村寿博)が、横浜大学の生徒さんがこのブログを見たと言ってたそうですよ~!あさP-ブログ恐るべし!
よっしー、本当に長い間21美にかかりきりだったけど最近はようやく時間もできたので小松に根付く準備をしてるようであるー。めでたいである。

投稿: kinkin | 2005/04/06 17:45

ふっふふ。
googleで「金沢21世紀美術館」で検索すると、44600件のうちで、あさぴーの記事が1ページ目に出てくるからな!
よっしーもそろそろ小松弁勉強しないとダメだな。

投稿: あさぴー | 2005/04/06 20:18

はじめまして。TBありがとうございました。
金沢大好きでもっともっと知りたいと思い
金沢21世紀美術館にも行ってきました。
広々として気持ちの良い空間ですね。

あさぴーさんのブログ金沢の情報がいっぱいでわくわくしてしまいました。金沢の街を探索したいなって思っていたのでとっても参考になります。これからもお邪魔したいと思っています。
どうぞ宜しくお願い致します。

投稿: わか | 2005/04/07 15:46

わかさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
京都と金沢は似ているところもありますが、公家の文化と武家の文化で違う点も多々あります。
あさぴーも京都は大学時代に過ごした街なのでとても好きですよ。

投稿: あさぴー | 2005/04/07 19:56

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