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2005/03/31

特選素材「鮑」の食べ方三様

awabi日頃なかなか食べられない素材としては、鮑もその一つと言っていいだろう?新鮮な鮑を生のままお造りとして食べても、コリコリとした歯ごたえがたまらないが、ここの紹介する料理三種は、鮑の旨さを引き立たせる料理法ではないかと思う。

鮑は平たいが巻き貝。旬はこれから夏にかけてであるが、まぁ、いまの時代は年中食べることが出来るだろう。

今回、私は一日に三種の料理法を楽しむことが出来た。

まず一つ目は「おどり焼き」。伊勢のほうでは「地獄焼き」と呼んでいることもあるようだ。料理法は簡単。網の上に鮑を乗せ、炭火で焼くだけ。当の鮑にとっては迷惑な話だが、見ている人間は「おどり焼き」というように、鮑が網の上で、さも踊るように動く姿は、かわいそうと思いながらも焼き上がりが待ち遠しい時間である。焼きあがった鮑はそのまま食べても磯の香りが口の中に広がり美味しいが、醤油バターなどに付けて食べても美味しい。

つぎに、「通」の食べ方だという「蒸し焼き」である。固い国産鮑を贅沢にも国産天然昆布をひいて蒸し上げ、ふわふわにした、今までと違った歯ごたえが楽しめる料理である。鮑はどちらかというとコリコリとした食感を楽しむものであるが、この蒸し鮑は、弾力のある食感と味が身の中までしみて、噛めばその旨みが口中に広がる。さすが「通」の料理法である。

最後は「鮑ステーキ」である。こちらも鮑を蒸し焼きにしたあと、バタ-醤油で味付けし、熱々のステーキ鉄板に乗せ熱々で食べるもの。鮑というものはバターとの相性がすこぶる良い。

さて、私はこの3つの料理法では、やっぱり「おどり焼き」が一番で、その次が「蒸し焼き」かな?
まぁ、生でおつくりで食べるのも、コリコリの食感がいいので好きである。

皆さんは、どのような料理法がお好みだろうか?
私もお金があれば、再度、3つの料理法を堪能してみたいものである。

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2005/03/28

ハラグロ?違います「ノドグロ」という美味なる魚

nodoguro私が一番好きな焼き魚といえば「ノドグロ」である。ノドグロは赤ムツのことであるが、その名の通りノドの中が黒いのでその名がついた魚である。

ノドグロはある程度深い海に住む魚なので、底引き網で獲られる魚である。よってこちらで出回るのは秋から冬にかけて。もう旬の時期は終わったが、今年の秋まで待てないので書くことにする。

ノドグロは赤ムツであると書いた。一見、鯛のようにも見える。
実は、石川では20年ほど前には、そんなには一般家庭では食べられていなかった。私も小さいころから食べた記憶がない。20年以上前までは、主に新潟のほうでよく食べられていた魚らしいが、近年、美味しいということで石川でも食べられるようになった。この頃は本家新潟よりも金沢での消費が多くなっており、ノドグロ=金沢といったイメージが一般的になってきているのかもしれない。

私が好んで食べるノドグロの調理法は、「塩焼き」である。白身魚でありながら脂が乗り、かつ鯛のように身にぱさつきがないから、口の中で旨みがジワーッと広がる。たぶん、塩焼きにして一番旨い魚だろうと思う。あと、白身で脂が乗っていることから煮付けでも旨い。もちろん、新鮮なノドグロは刺身や鮨ネタとしても逸品である。

写真は、前にご紹介した「めくみ」で出された、ノドグロのタタキである。焼いたときのうまさと香ばしさ、それに生の白身の歯ごたえと旨さ。申し分ない出来だった。これも新鮮な素材を吟味して全国から仕入れる「めくみ」のご主人のなせる業であろう。

さて、秋が楽しみである。また美味しいノドグロに出会える。

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2005/03/24

インドめし「ティルパティ」はインド人シェフで本格インド料理

curry私は、エスニック料理も基本的には好きである。でも、残念ながら肉料理がダメなので、そんなには行く機会がない。

今回ご紹介するのは、石川県庁のほど近いインド料理の店「ティルパティ」である。

この店には、たまに県庁に用事があるときなどのランチを食べに行くことがある。ランチに食べるのはカレーである。でも、残念ながらランチのカレーはチキンカレーが多い。私はそのときはベジタブルかシーフードカレーを頼む。でも、その場合ランチよりも高くつくことになるが仕方が無い。

今回はベジタブルカレーを食べてきた。写真の左上がサフランライス。左下がナンのセットである。今日のカレーは豆のカレーとホウレン草とチーズのカレー。豆のカレーはちょっと甘いが、ホウレン草のほうはインド風に辛かった。
でも、ここのカレーは全般的に辛くなく、日本人にあうようにアレンジされていると思う。辛さは好みに応じて足すことが出来るのも嬉しい。それと、ナンは店のかまどで焼き上げる自家製。カレーにも当然良く合う。

このお店は、料理はインド人シェフの手になる本格インド料理も当然味わうことが出来る。残念ながら私はまだ食べたことがない。今度味わってみようと思っている。

金沢市藤江北3-3-2 営業11:30-14:30 17:30-22:00 (土日祝)11:30-22:00 月曜休

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2005/03/23

このお店も弥助さんで修行したのです「田がみ」

tagami昔、小松に弥助さんの店があったときに修行した方は何人もいる。小松では私のブログで何度も名前が出てくる「志の助」の前田さんが最後の弟子であった。そして今回ご紹介する「田がみ」のご主人もそうである。

「田がみ」のご主人は、弥助に20年以上働いていたという。もしかしたら、もっとも弥助さんの技を受け継いでいるのかもしれない。
「田がみ」は小松の郊外の住宅地の中にひっそりと店を構えている。
国道8号線より白江のほうに向かい、白江大橋を渡ってすぐのところだが、たぶんはじめて行くときは迷うかもしれない。本当に住宅街の中でわかりにくいと思う。電話をして行くことをお勧めする。

実は、私はいつも「志の助」を利用している。ゆえにこれまであまり「田がみ」まで鮨を食べに行こうと思わなかった。それは、どうせ志の助と同じような鮨を食べさせてくれるのだろうと思っていたからである。実際、金沢の小松弥助と志の助は、大体同じような握りなのである。
しかし、今回食べに行って驚いた。予想は外れた。まったく違うのである。
もちろん、同じような握り鮨も出てくるのだが、大体が鮨ネタに醤油をつけて食べる鮨なのである。いつも小松弥助や志の助で食べるときは、ほとんど醤油をつけて食べることがないので正直意外な感じがした。どちらかというと、普通よく食べる鮨に近い。違うのは、これはさすがだと思うのだが、鮨ネタの細工というか飾り方というか、その点は師匠の弥助さん譲りなのであろう?とても「いい感じ」に魅せてくれる。それに、シャリが旨い!酢の塩梅がとてもいい。全体的にも味は他の鮨屋とは比べ物にならないくらいの美味しさである。

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2005/03/22

この温泉旅館も、魯山人ゆかりの宿「たちばな四季亭」

shikitei北大路魯山人といえば、言わずと知れた美食家であり芸術家でもあった人だ。

山代温泉で、魯山人ゆかりの宿は5軒ある。「湯の曲輪 五軒の宿」としてホームページも持っているほどである。
私もよく利用する「あらや滔々庵」もその一つである。

今回ご紹介するのは、その一軒の「たちばな四季亭」である。昔、魯山人が山代に居たときは「洗心館」と読んでいたらしいが、新館に建て替えた折に名前を変えたそうである。魯山人ゆかりの宿は、この2つ以外には、「白銀屋」「吉野家」「山下家」の3つあり、どの宿も魯山人が逗留中に彫った店の看板が今も保存されている。

「たちばな四季亭」の売りは、「オリジナル懐石料理」である。先週の土曜日に泊まって、その料理を味わってきた。
ちょうどズワイガニの禁猟前、今シーズン最後の「カニのお造り」「焼きガニ」を味わうことが出来た。はやり、焼きたてのカニは旨い!ジューシーなカニの汁が、焼くとより引き立つ。また焼いた香ばしさも合わさって、これが美味なる味になる。

あと、今回のお楽しみには「あわび」である。新鮮なあわびを生でお造りにして食べても美味しいが、私は今回は炭火で、生きているあわびを焼いて食べる「踊食い」を味わった。あわびを網の上に乗せ焼き始めると、最初はジッと身を硬くして耐え忍んでいたあわびが、だんだんと身をよじり始め、最後は活発な伸縮を繰り返しながら息絶えた。見ていると残酷な気もしてきたが、いやいや、美味しいものは美味しい!焼いただけでそのまま食べての海の汐の香りと味が活きてとても美味しいし、醤油バターのたれに付けて食べても美味なる物である。
ちょうど一緒の人間が、あわびステーキと蒸しあわびをオーダーしていたので、そちらも食べたが、私は踊食いが一番美味しいと思ったのだが、実は「通」は「蒸しあわび」を頼むそうである。
あさぴーの「通」度もまだまだである。精進精進!(笑い)

さて、それら以外では、新の竹の子が美味しかった。
新鮮なものを生と煮物で食したが、シャキシャキとした食感が春の訪れを感じさせてくれた。

「たちばな四季亭」は、会席料理ということで一品一品、こちらの食べるタイミングにあわせて出してくれるのでとても良い。皆さんも一度行ってみてはいかがだろうか。

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2005/03/20

「ニライカナイ(NIRAI KANAI )」で願いかなう?

niraikanai「ニライカナイ」とは理想郷を意味する沖縄の言葉である。そんな変わった名前のバーが小松にある。

場所は小松市の中心商店街の中にある。
どこの地方都市でも大体そうなのであるが、小松市の中心商店街も、廃業したお店が日中でもシャッターを閉めているところが多く、別名「シャッター通り」というありがたくない名前を付けられているのである。
「ニライカナイ」は、そんな小松の中心商店街に、数年ぶりに新規開店したお店なのである。オープン当時では新聞にも大きく取り上げられたりもした。
「ニライカナイ」を設計したのは、私の友人でもあり、「あさぴーのおいしい独り言」でも前にアーキレーベルとして紹介した戸井さんのデザインである。黒を基調とした店構えは、中心商店街にあってひときわ異彩を放っている。
窓を飾る板ガラスも手作り。中に入ると、テーブルやイスにもこだわりの一品を使っている。

オーナーの釣川さんは「ニライカナイ」の方言である沖縄の人のような風貌で、どこかBEGINの比嘉さんにも似ている。いつも物静かにお酒を造ってくれる。また、この店は単に酒だけではなくて、おつまみも色々取り揃えており、値段もリーズナブル!一軒目でも良し!二次会でも良しのお勧めのお店である。

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2005/03/18

白いとても綺麗な貝です「万十貝」のバター焼き

manzyukai鮨屋で食べるツマミにも色々美味しいものがある。鮨屋には鮨を食べに行くのが基本であるし、割烹を兼ねている所以外では、手の込んだものを期待して行ってはダメである。あくまでも鮨ネタとなるものに少し手を入れる感じである。

私は鮨屋に行ったら、ほとんど、握りもツマミもお任せである。その時その時の一番美味しいもの出してくれるものと信じているからである。よく食べるのは当然お造りで、また、今回紹介する万十貝のバター焼きなどもそうである。

万十貝は別名「白貝」とも呼ばれ、その名が示すとおり真っ白な貝でとてもきれいである。だんだんとこちらでも地のものは獲れなくなってきているらしいが、貝らしくコリコリとした歯ごたえがあり、ソテーしてもバターの味に負けないほど、貝本来の旨みがある。

もちろん、万十貝は刺身でも、握りとして食べても美味しいのであるが、バター焼きも負けず劣らずである。

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2005/03/14

ある意味グロテスクなナマコからこんな美味なるものが

konowatakuchiko日本三大珍味といえば、唐墨(からすみ) 海鼠腸(このわた) 海胆(うに) のことを指す。いずれも大量製造がしにくく、入手困難であったことにより日本三大珍味と言われていたようである。

今日は、そのうちの一つ「このわた」を紹介しよう!また同じナマコからとれる珍味「くちこ」もあわせて紹介したいと思う。

海鼠(ナマコ)の腸の塩漬けを「このわた」という。また卵巣の素干しを干口子(ヒグチコ)といって辛口の人には、幻の酒肴として珍重されている。ナマコは口から産卵するので「くちこ」と呼ばれているし、時にはナマコの子であるから「このこ」、三味線のバチのように三角形に干すので「バチコ」と呼んだりもする。

Nanaowazima_020

能登のナマコは、日本海の荒波にもまれ、身が締まりよく、とても美味しい。そのナマコから作られる「このわた」と「クチコ」も当然美味しいし、全国から注文が来る。
もう、この時期では生産は終わったかもしれないし、新鮮な「このわた」は手に入りにくいかもしれないが、「クチコ」のほうは天日干ししているので、もう少しの期間は楽しむことが出来る。

「このわた」は竹の筒の入っているものがいい。そのまま器に盛り、酒の肴として食べるが、海の香りがして酒が進む。「クチコ」は少し火で炙って食べるのがいい。こちらも熱燗と一緒に食べると、口の中で汐の味わいが広がって美味である。

両方とも、いいものは値段も張る。「このわた」は小さな竹筒に入ったもので2・3千円。「クチコ」は小さめのもので、3千円。大きいものだと5千円以上するので、そんなに食べられるものでもないが、能登の温泉旅館なでに行くと夕食に出てくるところもあるし、寿司屋さんではメニューに「このわた」などを書いてあるところもたまにある。

昔のように、冷蔵庫のなかった時代には、新鮮な海産物はとても貴重品であった。そんな時代だからこそ、三大珍味と呼ばれるこれらのものは珍重されたのかもしれない。しかし、保存技術が発達した今は、逆に人手に頼る加工技術の担い手が不足し、さらには新鮮な素材が近海でなかなか手に入らなくなっていることなどで生産量が激減し手に入りにくくなっているのかもしれない。このような珍味がずっと食べられるように願うばかりである。

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2005/03/10

寿しだけではなく、オリジナル創作料理もある「秀寿司」

hidezushi小松市の飲み屋街である清水町にある便利な寿司屋「秀寿司」の若大将は、日本料理の名店「つづら」で修行をした方である。

で、この「秀寿司」は寿司屋ではあるが、割烹もやっていて、美味しい料理も楽しむことが出来る。

いつも会社の飲み会で使うのであるが、我々は寿司を食べるよりも、「つづら」で修行をした若大将が作る創作の料理に舌鼓をうつことが多いのである。
実は寿司屋にとって、寿司や寿司ネタを使ったおつまみ以外の料理を出すのは、賛否両論あると思う。私もどちらかというと寿司屋を標榜する店は、寿司で勝負して欲しいと思う一人である。
でも、一方では美味しければ許す!っていい加減なところもあるのだが・・・。(^^;;

何はともあれ、秀寿司では、色々な料理を楽しめる。それに、このお店は夜中の2時までやっている。小松市の飲み屋街の中心に位置しているために便利なお店でもある。飲んで、ちょっと小腹が空いたときでも気軽に暖簾をくぐり、握りを食べることも可能なのが嬉しい。

そうそう!このお店の特徴はもう一つ。ご主人が代行の会社も経営していることである。飲んで帰る時も安心である。(笑い)
皆さんも、味も足も安心して飲める店なので、一度行ってみてはいかがだろうか?

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2005/03/09

金沢の新しいランドマーク「金沢21世紀美術館」

k21cm昨年の10月に完成した「金沢21世紀美術館」は、予定よりも一ヶ月早くも50万人目の入場者を迎えた。いま、この「金沢21世紀美術館」が世界中の注目を集めている。

愛称「まるびぃ」と呼ばれる金沢21世紀美術館は、これだけ大規模なものは日本国内では珍しいコンテンポラリーアートの美術館。一地方都市である金沢になぜ?と私も最初に思った。しかしながら、京都でも金沢でも、実は昔から新しいことに挑戦し続けてきた街であるがゆえに、古いものを大切に出来るのではないか、そして新しいものを街の中にうまく取り入れていくことができたと思っている。実は、とあるMLでも、「金沢はなぜ税金を使って、赤字を出す美術館を作ったんだ!」と言った議論もしたことがある。そのときの私の発言は次のようなものであった。

(以下、引用)
21世紀美術館については、色々、○○さんが書かれているような意見も多いことは知っています。確かに、税金をそのようなリスキーな事業に注ぎ込む事に対する反対意見も、もっともなことでしょう。

色々反論して申し訳ないですが、あえて書かせていただくと、都市計画や賑わい創出のためには、多様な試みが必要で、21世紀美術館のようなコンテンポラリーアートを扱うところも、日本のどこかには必要だと思っています。(コンテンポラリーアートの定義も色々あるみたいで、金沢21世紀美術館の場合、単に20世紀以降に制作された作品というだけらしいですが・・・?だから、九谷や輪島塗、大樋焼などもある)

まぁ、なぜ金沢に必要なのか?と言ったこともあるとは思いますが、個人的意見で言わせていただくと、金沢のような美意識の高い街は十分その資格はあると思っています。また、金沢21世紀美術館は、金沢の街づくりや、将来にわたっての芸術家を育てる意味において、とても素晴らしい試みだと思っています。
(以上、引用終わり)

まぁ、色々な意見はあるだろうし反論もあるだろうが、私はとてもワクワクする行政のチャレンジだと考えている。

ところで、金沢21世紀美術館は、(株)妹島和世建築設計事務所+(有)SANAA事務所共同体がコンペにより選ばれ設計した美術館である。
ずっと、設計から監理までかかわっていた吉村寿博さんは、いま小松市に住んでいる。実は、完成後、私もよく知っている女性と昨年末に結婚したのである。

吉村さんは横浜国立大学大学院を卒業後、妹島和世建築設計事務所に入り、ずっと国内外の建築設計にかかわってきた。その彼に私は金沢21世紀美術館を開館前に案内してもらったこともある。
白く円形の建物は、まだ展示品がないという状態で見たからか、少し殺風景な感じもしたが、これも、主役は作品であるといったことからかもしれない。でも、白い壁を均一に作るのは施工する側から言うととても大変なこともある。
吉村さんは、これから小松に住んで建築設計事務所を営んでいくと言う。素晴らしい建築家がまた増えたということはとても嬉しいし、これからの活躍を大いに期待している。

また、話を戻そう。
金沢21世紀美術館のコンセプトは、『まちに開かれた公園のような美術館』。その意味を建築という形にしたのが、金沢21世紀美術館の丸い建築なのである。色々なところから美術館にアプローチが出来るし、全面ガラス張りの外壁が、まさに開かれた美術館を演出している。本当に隅々までコンセプトがいきわたっている設計でとても感心させられた。ちなみにこの建物は昨年9月にベネチア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を取り、建築界の注目も集めている。

このように、建築そのものがコンテンポラリーアートのような美術館である金沢21世紀美術館が、今後どのように進化し評価されていくのか、そのことが日本の民度というか文化度をはかる上でも興味深い。

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2005/03/08

中日本地区バーテンダー競技大会一位カクテル!「Bamboo-drop」

banboodrop前にご紹介したバー「エスメラルダ」のマスター中田くんが、第32回全国バーテンダー技能競技大会の中日本地区本部決勝大会で総合優勝したので、そのカクテル「バンブードロップ」を飲んできた。

中日本地区本部決勝大会へは昨年に引続きの出場であるが、今回は見事に総合一位で、今度の全国大会に出場することとなった。
今回は、カクテルの名前が「バンブードロップ」ということで、私のブログでもご紹介した竹の画家、八十山和代さんもちょうど小松に来ているということで誘って飲みに行った。

さっそく、創作の部1位にもなった「バンブードロップ」のレシピ、公開しちゃいます。(笑い)

タンカレ-ドライジン・20ml
ジャポネ抹茶・20ml
パッションフルーツシロップ・10ml
フレッシュレモンジュース・10ml

味はちょっと甘め。大体、カクテルコンテストで入賞するのは甘めのカクテルが多いそうである。色は写真を見ての通り鮮やかなグリーン。この色は抹茶リキュールで出している。甘さはパッションフルーツシロップが効いているが、甘さの中にもドライジンの切れのいい味と、フレッシュレモンジュースのすっきりした酸味がとてもバランスがとれて美味しいカクテルに仕上がっている。和と洋を融合したカクテルである。

八十山さんも「いい色が出ている」と絶賛の逸品であった。
是非、皆さんも飲んでみたら?

中田くんには全国大会でも頑張って欲しい。

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2005/03/06

金沢「ひがしの茶屋街」で鍛えられた味「れのん」

renon今回ご紹介するのは、金沢のひがしの茶屋街の外れに位置する「れのん」です。

金沢市東山1-23-20
0762-251-4568
ひがし茶屋街がはぐくんだ仕出し屋伝統の本格料理が自慢。

ここの場所も、わかりにくい。たぶん、最初教えてもらっていってもわからない方が多いかもしれない?
マピオンだと、+のあたり。
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=136/40/13.123&scl=10000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=36/34/08.614&size=500,500
入り口は普通の民家っぴのですが、「れのん」と書いた石の道しるべが立っているので、かろうじてわかるであろう。

店の由来は、マスターが大のビートルズファン。店内でも、欠かさずビートルズのCDがかかっている。(ついでに阪神タイガースファン(^^;;)
店内は、カウンター6名、テーブル9名ほどで満員になるほどの狭い店だ。店内も決して豪華(?)ではない

ここは、冒頭書いたとおり、隣(自店)が仕出屋さんのため、仕出し料理が酒の肴。私のお勧めは、第一番は「出汁巻玉子」。これは逸品です。注文を受けてから作るので、少し時間がかかる。私の場合はいつも、店に入るなり、まず注文しておくと、ちょうどいいころに出来上がる。出てくるのはいつも出来立て!一度食べたら病み付きです。
あと、牛タンやカリカリベーコン、肉じゃがなども美味しい。もちろん、仕出屋なので天ぷらや揚げ物、焼き物もGood!
お酒の種類は大体なんでも揃っている。

知っている人は知っている。宣伝もあまりしていないので有名ではないが、地元の根強いファンで週末は予約で一杯。週末は予約を入れていったほうがいいかも?

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2005/03/05

小松市が生んだ画家、宮本三郎の美術館

msm本日ご紹介するのは小松市にある宮本三郎美術館。昭和の洋画壇を代表する宮本三郎。彼の生誕地である小松市に、遺族から作品が寄附されたのを機に建てられた美術館である。

この美術館を設計したのは、私も良く知っているTHTアーキテクツ。角倉 剛 (Takeshi Sumikura)さんと八尾 広 (Hiroshi Yatsuo) さん、それに大野 高志 (Takashi Ohno)さんの3人のイニシャルを取ってつけた設計事務所名である。

3人がいまのTHTアーキテクツとして活動をするきっかけが、宮本三郎美術館のコンペに選ばれたことからである。いわばTHTアーキテクツは宮本三郎美術館が生んだユニットといえるかもしれない。

彼ら3人とは、宮本三郎美術館の建築中に知り合い、その後、色々な機会に会ったりして懇意にしてもらっている。また、この美術館は完成後色々な賞も受賞している。

2001年  石川県「第7回いしかわ景観大賞」受賞
2001年  石川県「第22回石川建築賞(石川県知事賞)」受賞
2002年  小松市「こまつまちなみ景観賞」受賞
2003年  日本建築学会北陸支部「2001年度北陸建築文化賞」受賞
     「第43回建築業協会賞(BCS賞)」受賞
     (以上、『小松市立宮本三郎美術館』に対して)
 注記:北陸の建築賞、景観賞の史上初4賞受賞
     建築業協会賞の史上最年少記録(大野さん)

さて、話を宮本三郎美術館に戻そう。
美術館は市役所は芦城公園にほど近い、市の中心に位置する。昔からあった木造石貼り倉庫を改造し、新しく現代的な工法による、明るく開放的な建物を増築したとても斬新な試みであった。詳しくはTHTアーキテクツのホームページに詳しく書かれているので、そちらを参照にして欲しい。
美術館としては、小さな部類に入るであろう。絵をじっくりと見ても、小一時間で見ることが出来る広さである。しかしながら、石貼りの上に漆喰となまこ壁が施され、白をを基調とした内装は、宮本三郎の鮮やかな色使いの絵を素晴らしく映えて見せる。倉庫の改装スペースから新しく増築したスペースに移動するときに通る通路は、外光が通り抜ける明るい通路。また一旦外の景色を見ることによって、目と脳をリセットさせる役割を持たせているようだ。

宮本三郎は、従軍画家等の経験を経ながら様々な作風に挑戦し、華麗な色彩の中に『時代の持つ大きな力』と『生命の輝き』を描いた画家である。色鮮やかな絵をうまく引き立たせる空間をTHTアーキテクツはつくり上げたのではないだろうか?この建築は後世にも語られる価値のある建築だと私は思っている。

ところで、彼ら3人は、この3月より各々個別活動を開始し、さらに幅広い展開をしていくとのこと。更なる活躍を期待したいものである。

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2005/03/03

山代温泉にある粋なお寿司屋「亀寿司」

kamezushi私のブログで一番登場するお店は寿司(鮨)屋である。何せ肉が嫌いということで、基本的に魚しか出てこない寿司(鮨)屋は安心して食べることが出来る。

本日ご紹介するのは、山代温泉のど真ん中。「はづちを楽堂」のすぐそばにある「亀寿司」である。(前、ホームページがあったと思ったが、どうもなくなったみたいである?)

山代温泉は、私が一番利用する温泉である。その温泉街にある「はづちを楽堂」は、狂言師 野村 万之丞氏げ命名した名前だが、残念ながら野村 万之丞氏は昨年死去してしまった。その野村 万之丞氏が生前から色々と山代温泉の活性化に尽力されており、「はづちを楽堂」も、その一環としてまちづくり団体としてNPO化。「はづちを楽堂」はその拠点の施設である。

亀寿司は、「はづちを楽堂」の出入り口に位置し、山代温泉共同浴場のほうから進んでくると、ちょうど真正面に位置している。「はづちを楽堂」は、昔の花街をイメージする弁柄格子つくり。亀寿司は黒の漆の格子で、落ち着きさを醸し出している。

設計管理はおなじみの戸井さんで、私のブログでよく紹介している創創点の村井くんがテーブルを作っている。二人の特徴が良く出ているシック&モダンなつくりだ。

中に入ると、お香の香りがお客を迎えてくれる。そして、亀寿司は、寿司屋では珍しく中に入るのに靴を脱ぐ。床張りの木のぬくもりが靴下を通じて足に伝わってくる。そして、カウンターは一枚板のもの。カウンター周りは外観のような黒を基調としたものではなく、明るい色調でまとめられておりネタケースの中のネタを明るく見せている。

亀寿司は地物の素材を中心に握ってくれるが、握り以外にも酒の肴を色々取り揃えている。私が食べたのは鮪のステーキと白子の酢の物&焼き物(たらの白子ももう時期は終わった)、それに日本三大珍味の一つである能登の海鼠腸(このわた=なまこの腸の塩辛)。思わず、米焼酎を何杯もお代わりしてしまった!(余談だが、寿司にはやはり米焼酎が合う!)

肝心の握りは、少し小ぶりな握りでちょうど良い。味もシャリの酢の按配含めてgood!ご主人の市川さん夫妻が、訪れる人を温かく迎えてくれるいい店だ。

山代温泉に行ったら、この「亀寿司」に来ることをお勧めする。(お昼は予約のお客様のみらしいので注意して欲しい)

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