寒い季節は鍋に限る!金沢「みふく」の至福の土手鍋
日本人は鍋料理が好きである。「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」「水炊き」「ちゃんこ鍋」、他にもたくさんある。
今日ご紹介するのは、金沢の主計町を少し尾張町に入ったところにある「みふく」の牡蠣の土手鍋。
土手鍋と言っても、普通食べるような土鍋の淵に味噌を練りつけて、少しずつ溶かしながら食べる鍋ではない。味噌とショウガをベースに、野菜や焼き豆腐、キノコ、粟麩などを入れ、溶き卵につけながら食べる、すき焼スタイルの土手鍋である。今回食べたのは「牡蠣の土手鍋」。9種類の野菜が入ったヘルシーな鍋。土手鍋といっても、味噌そのものがくどくなく、最初食べたら「えっ!?これが味噌の土手鍋?」と驚く味である。まろやかで深みのある味は一度食べたらやみつきになるだろう?これは、溶き卵が味をまろやかにしてくれるだけではなく、味噌にも秘密があるのは間違いない!
鍋はまず最初に、扇型に盛られた味噌を半分ぐらい鍋に溶かす。そのあと、牡蠣を一人3個ずつ鍋に入れる。この一人3個ずつの牡蠣を口に入れるところから、「みふく」の牡蠣の土手鍋のコースは始まる。この3個がミソ!思わず「旨い!」と熱々の牡蠣を頬張りながら声をあげてしまう。
そうそう、ここでは、少し年配の鍋奉行の仲居さんが全てを仕切ってくれる。客人は座って食べるだけである。下手に野菜など自分で入れようものなら、菜箸が飛んできそうである。(^^;;
そして、野菜を徐々に入れながら食べていくのであるが、長ネギが旨かった!シャキシャキ感とねぎの辛味と甘みが憎らしいほど鍋の味にマッチしていた。
一通り食べたら、最後はうどんを入れて食べ、そのあとの締めは、さっぱりとしたお茶漬けを食べることによって、胃の中を落ち着かせるのである。
いやはや、鍋料理も奥が深いものである・・・・。そんなことを感じさせてくれる「みふく」の牡蠣の土手鍋。まさに至福の「みふく」である。
みふく
住所 金沢市尾張町2-16-37
076-231-4577
定休日=日曜日
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コメント
こちらこそコメントありがとうございます。
「みふく」のお味噌は、麹味噌に白味噌などのブレンドみたいです。詳しくは教えてくれませんでした。そんなに辛くなかったですよ!
投稿: あさぴー | 2005/01/27 07:58
TBありがとうございました。
「牡蠣の土手鍋」にも色々あるんですねぇ~。
味噌にしょうがですか!こちらも美味しそうvv
今度、挑戦してみようと思います。
投稿: あこち | 2005/01/26 23:20