小松から世界に!d-kの長谷川章さん
小松といえば、この人を忘れてはいけない!d-k(デジタル掛け軸)という新しいアートを創り出した、長谷川章さんである。
長谷川さんとは、仕事上のお付き合いはほとんどないが、昔から可愛がって頂いている。周りの人は「先生」とお呼びするのに、私は「さん」付けで呼ばさせて頂いております。(^^;;
昔、前にご紹介した東酒造での「あらばしり」「呑み切り」の会の世話人をやらせていただいたり、いろんなところでお声をかけていただいている。
長谷川さんの素晴らしいところは、膨大な作品をほぼ一人で制作しているところ。昔、ハリーという、一台3億円もするノンリニアの映像編集機材を、日本で初めて個人で導入し、彼独特のデジタル編集のコンテンツ作りの第一人者の地位を築いた。膨大な量をストックしている映像から、デジタル処理されることでまったく違った映像を創りあげる手法は、その当時はとても斬新であった。近年同じような映像処理されたものはCMなどでも頻繁に見られるようになったが、その原型を作ったのは長谷川章さんであったと言える。
スタジオは小松市の木場潟に面し、白山を一望できる素晴らしい環境。彼は、そこに世界中からクライアントを招待し、そのスタジオでコンセプトを創り上げていくプロセスを大切にしているのである。
長谷川さんが、いま取り組んでいるデジタル掛け軸(d-k)。
昨年末にギリシアにおける日本文化年2004のフィナーレを飾る「長谷川章 デジタル掛け軸 New Year's Eve アクロポリスライブ」が開かれた。アテネのアクロポリス南斜面に建つ6大遺跡のひとつ、ヘロデス・アッティカス音楽堂正面壁で、12月30、31日に行われた。両日ともあいにくの天候にもかかわらず、ギリシャの人や観光客など多くの人がデジタル掛け軸(d-k)に見入ったという。
今年は、6/25日ドイツベルリン壁崩壊15周年記念dーk。5月か9月にNYのメトロポリタン美術館d-k。11月にカンボジア政府主催dーkアンコールワットなどが計画されている。
長谷川さんの様々な映像の持つ可能性を大切にしながら次のステップに踏み出そうとするエネルギーとバイタリティには尊敬の念を覚える。
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コメント
宮田さん
こんばんは。
愛知淑徳学園のライブですね!?
長谷川さんからは、早々「好評のうちに終了」というメールが届いておりましたが。
建築家の道を歩まれるようですが、美味しいものを食べることは絶対に役に立つと思います。
もちろん、食べ物だけではなく、いいもの、本物を色々見たほうがいいでしょうね?
頑張ってください。(^_^)
投稿: あさぴー | 2005/07/24 19:31
私も昨日ライブ体感させていただきました。
夢とまことが混じるような、自分そこにいるのか、
いたのか、すごく不思議な時間を感じることができました。霧雨の降るなかであったため、夏の名古屋の蒸し暑ささえ、忘れて、ただ漂いました。この感覚をこれからも
忘れずにいようとおもいました。
このような体験をひとに与えることのできる長谷川氏の存在を知ることができて、お話を聞かせていただいて、これから、何をしていきたいのか、何を自分はつくりたいのか、本能のままに、思いのままに、やってみようときっかけをいただいて、非常に興奮して、寝れませんでした。
そして
話の中の小松市について、見てみたくなり、ここを見つけました。私は設計士見習いとして、ことしから社会に出ましたが、まだまだこれから、自分が現在と過去をさまよいながら、つみかさなっていき、いつか振り返ったときには、昔とは違う自分に変化している。という私になろうと決めました。
このような具体性のない決意を書き込んでしまい大変申し訳ありません。
投稿: 宮田 佳代子 | 2005/07/24 16:15