白山からの贈り物
この画像は、白山が一番映えるという小松市の木場潟湖畔より写した写真である
私の住む石川県は日本海側の真ん中に位置し、雨や雪が多く、決して気候的には恵まれているわけではない。また石川県は年間の降雨量でも全国屈指の土地柄で、「弁当忘れても傘忘れるな」とは良く言ったものである。しかし、人間にとってやっかいなこのような天候も、こと自然の生き物や植物にとっては、この上ないいい環境であるらしい。
石川県には富士山、立山とともに日本三名山の一つに数えられている山、白山(2,702m)がある。古くから「しらやま」や「越のしらね」の名で和歌にも詠まれた、信仰の山としても知られ、山頂には白山奥宮があり、全国3000余りある白山神社としての白山信仰の中心的存在である。白山に冬の間に積もった雪が、やがて春になり解けだして川に流れ、またある時は山肌から地中にしみ込み、100年の歳月を経てまた地上に蘇るとき、全ての自然の恵みも蘇るのである。地球上に存在している生き物にとって、水こそが命である。その水が生の源であるといっても良い。つまりはこの水が美味しい所こそ、食物が美味しく育つところなのである。幸い石川県はこのような気候風土と白山に代表される山々の恩恵で、山・海の幸が豊富である。またその水から作られる数々の飲み物もまた格別のものがある。
白山に感謝感謝である。
今日は北陸の12月にしては、いい天気であるが残念ながら白山は雲に覆われて見ることが出来ない。
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